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腕神経そう麻痺とはなんぞや? [腕神経そう麻痺]

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ここで原点に戻って『腕神経そう麻痺』について書いておこうかな。


正式名称は『外傷性腕神経叢引き抜き損傷』です。

腕の神経は根元に神経の束があり、それが脊髄に繋がっています。
そして腕の各所の関節を動かす為に、どんどん神経が枝分かれし細分化されていき、
末端の指先まで伸びています。

この神経の束の根元が脊髄の中から引き抜かれて千切れ、
腕全体が動かない症状を『腕神経そう麻痺』と言います。
全型麻痺や引き抜き損傷とも言います。

似て非なるものに、肩・肘が動かない上位型麻痺と、手首から先が動かない下位型麻痺があります。
上位型・下位型は、神経はちゃんと脊髄に繋がっているが、途中で神経断裂することが原因なので、
断裂部分を接合する治療で回復が望めます。
しかし脊髄の中から引き抜かれてしまうと、神経を脊髄に繋ぎ直すことは、
現在の医学では治療不可能です。
 
それゆえ昔は『役に立たない腕なら捨ててしまえ』と腕の切断をしていた例も現実にありました。
確かに自分では動かせない腕が常時プラプラしているのは鬱陶しいですからね。


では神経の引き抜きが起きろ理由は何?
バイク事故で発生が多いのはどうして?

一番の理由は、バイク事故ではライダーが地面やガードレールに投げ出されることが多いからです。
飛んで、回って、ローリング着地。

人間の身体は瞬間的に引っ張る、押される等の外力が加わると伸びます。
首ですら車で正面衝突すると、前方に40cmも伸びる事が知られています。
某漫画のゴム人間みたいな感じを想像して下さい。

HANS-1007-mini.jpg
F-1などのレースで↑こんなのを見たことはありませんか?
これは頚椎損傷を防ぐプロテクターで、衝撃を吸収するのはもちろん、
首が引き伸ばされて重大損傷が起きるのをを防いでいます。


バイク事故でも同様に瞬間的に間接が伸びます。
肩、腕が打ち付けられた際に、それぞれ逆方向に無理に曲げられた時や、
路面上を激しく転がったりしたり強打した時などは、
神経の長さ以上に腕が伸びることもあり、その時に神経が耐え切れず断裂します。

この時、腕の神経の根元が脊髄から完全に引き抜けたのが『腕神経そう麻痺』で、
途中で断裂した場合が『上位型および下位型麻痺』と分類されます。

大抵は神経が引抜ける前に骨折して、神経にかかる負荷が減るので、
引き抜き麻痺になるケースは少ないです。


ちなみに私の場合は『特殊な症例』のため、
通常は機能全喪失のはずなのに、一部の間接は僅かだけど動かせたり、
肺の神経を腕の神経にバイパスする移行手術をしたので、
正確には『外傷性腕神経叢麻痺』ではありません。

まー正式名称がないので、症状を説明する時は、
『引抜き損傷+人体改造』と読んでいます。


たしかに改造人間には違いないですが、他に良い呼び名は無いのでしょうか?
 
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