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それでもバイクに乗る その1 [壊れたライダー・序編]

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今回からは「片腕ライダー」として、
今一度、バイクに乗るまでの話になります。


時は1996年1月。冬ですねー。寒いですねー。
ライダーなら、暖かくなったらバイクに乗りたいなーと思う時期ですね。
私もそう思いました。

なに?前の記事で右腕の感覚が戻り始めたのは『春になってから』って書いてただろうって?
はい、そのとうり。
でも腕の固定が解除された時点から、『もう一度バイクに乗る』計画は進めていたんです。
バレると周りから猛反対されるので極秘のうちにね。


事故当初から右腕は肩、肘、手首の大半は麻痺していましたか、
幸いにして、右手首の一部と薬指、小指は動かすことが出来ました。

皆さんも試してみると分かりますが、『薬指、小指が動けばグリップが握れる』のです!!

握力が落ちているので、もちろん短時間ですけど。
某・赤いバイク店で展示車に跨らせてもらい、ブレーキとアクセルが操作できるか確認もしてあります。

それと教習所で習ったと思いますが、
「バイクは腕でハンドルを切って乗るものではなく、車体を寝かせて曲がるものだ」

結論!
『アクセルとブレーキが操作できればバイクに乗れる』のです。
ニーグリップが出来ていてれば、片手でもバイクを操れるはず、、、たぶん。


1996年当時は、インターネットが普及し始めたばかりの頃なので、
今のようにネットで検索すれば、簡単に情報を見つけられる訳ではありません。
少なくとも当時、『片腕ライダー』で検索しても、何の情報も無し。
海外のサイトで、いくつか事例があったくらいで参考になるものはありませんでした。

本当に乗れるか誰も分からない。
すべてが手探り、試行錯誤です。
どうすれば安全にバイクに乗れる?必死に考えました。
考えた結果、『コレならいける!』とアイデアがまとまったのが、ちょうど3月。
春になると同時に、作戦決行です。

次回の「実際にどうなった?」へ続きます。


追記。

そもそも片腕でバイクに乗るのは法的に問題ないの?との質問がありましたので回答を追記します。
ちょうど年明けに免許の更新があったので、警視庁・府中免許試験場に行きました。
この時は腕を吊ったままだったので、
担当者に『免許条件に失効などの制限がかかるか?』を聞きました。
すると、あっさりと『治療中なら変更無し。ただし完治後に障害が残れば再度、適性検査をする』でした。

つまり治療中なら片腕でバイクに乗っても法的に問題無し。
万一、事故になった時は保険屋から何を言われるか分かりませんけどね。
 
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